みなさまこんにちは、キャリアアカデミー社会人校@shakai_academy)です。

 

“多様性を大切にして「自分らしく」生きていきましょう。”

昭和、平成、令和と時代が変遷するにつれて、こうしたキャッチコピーを見かける機会が増えたように感じないでしょうか。

 
でも、そう言われればそう言われるほど本当の自分がわからなくなってきました
 

キャリアアカデミーでは、こうした声も聞くようになってきました。

このような気持ちになってしまうのは、人それぞれ「私の自分らしさとは”〇〇”だ」という明確な定義が欲しい、という期待があるにもかかわらずその答えを誰も教えてくれないからだと思います。

しかし、そもそも、自分らしさとはこれです!とそんなに簡単に定義ができるものなのでしょうか?

今日は、「自分らしさ」って何のことか定義できますか?自分らしさが曖昧でも大丈夫!についてお話します!

 

目次

 

1.歳を重ねるごとに「自分らしさ」はわからなくなる?

思い返してみると、小さいころは比較的「私はこんな人」という表現をしやすかったのではないでしょうか。

あなたはお転婆だ、引っ込み思案だ、慎重だ、など親や学校の先生から言われる経験をしたことがある人もいるはずです。

小さい子供はそのような周囲の言葉を受けて、「そうか、自分はこういう性格なのか」と自己認識をしていきます。

しかし、人は成長するにつれて出会いの数が増えることで、「場に応じた振る舞い方」を覚えるようになります。

たとえば、こんな感じです。

「自分は引っ込み思案な性格と言われてきたけれども、この場面では少し勇気を出して行動をする必要がありそうだな」と思い、少しずつ活動的な要素も併せ持つようになる
 

こうした現象は、クラスではこのようなふるまい、先輩の前ではこのようなふるまい、ご近所さんにはこのようなふるまいをしよう、など多様なシーンで発生します。

この態度は決して八方美人というわけではなくて、対人関係を良好に気付くために相手を観察する能力がついた、とも言えるでしょう。

そして、たくさんの「自己」を持ち合わせることで、「Aさん=〇〇な人」という定義付けが徐々に曖昧になっていくのです。

時々「そんなこと考えていない!自分はすきなようにふるまっているだけだ」という人もいますが、そのような人でも実は無意識のうちに場面や人に応じて態度を変えていることが多いものです。

これは、キャリア理論で例えるとスーパーという人が提唱した「キャリアレインボー」でも提言されています

キャリアレインボーとは
その人の年齢、所属する場所に応じて役割を演じること。
大抵は1つではなく同時期に複数の役割を演じる必要があります。

 

スーパーの考え方は、キャリアアカデミーでも大切にしています。あわせてご覧ください!

 

2.就活での自己分析や自己RPは意味がないのか?

しかし、このように曖昧で定義付けができていない自分のことを他者に伝える必要があるイベントが就職活動です。

キャリアアカデミーでは、大学生向けの就活塾として、自己分析などの支援を行っています。

その際に「自分の強みを考える」という課題を出しているのですが、学生から以下のような声がよく挙がります。

 
自分の強みは1つしか書いてはいけないのですか?
 
 
時と場合によって変わるので自分がわかりません…
 


このように、強みを1つに絞ろうとする余り迷宮入りしてしそうな状態に陥ってしまうのです。

もちろんある程度自分のキャラクターの方向性を決める必要はありますが、それだけに縛られすぎる必要はありません。

確かに、まだ企業で働いたことがない学生にとって、働く上でPRができる強みを考えることやその意味を考えることは困難かもしれません。

しかし、就職活動で自分の強みを明確にする理由は、「働く」という、これまでとはまったく違う環境に身を置くことになるからです。

学校生活では、ある程度勉強や偏差値で学校を決めることもできました。しかし、日本だけでも何百万もある会社の中で入社先を決めるためには、1社1社の企業を研究していっては埒があきません。

新卒の就活時においては、ある程度自分の価値観を知り、企業の価値観と合致しているかどうかの判断基準を持つ必要があります。

そして、自分と相手の価値観が合致している、と認識し合うためにはまず自分で自分のことを説明できる状態になっていなければいけません。

みなさんがもし人事採用担当者だったとして、学生から「自分のことは話さないけれども採用してほしい」という態度を取られたら驚いてしまうのではないでしょうか。

企業が見ていること
・企業は学生の性格を断定付けているわけではない
・様々な質問を投げかけて、「この人はこのような状況では〇〇な性格で、このような場合には△△な側面もありそう」と多面的に判断している

 

自己理解を深めるツールとして、学生向けの適性検査についてはこちらでも説明をしています!

 

ちなみに、働き始めるとどのような人生を歩みたいのか、という価値観を測定する「キャリアアンカー」というものがあるので、大きな指標にすることができると言われています。

 

3.「自分らしさ」を求めて青い鳥症候群に?

しかし、どんなに就活で「自分はこんなタイプである」と思っても、働き始めると「なんだか少し違うかもしれない?」と思うことは往々にして発生します。

大きな理由としては、スーパーが唱えたように他者との出会いと年齢の変化によって、自分が担う役割も変化するからです。

・学生の頃は縁の下の力持ちとして動いていたけれども、働き始めたらリーダーを任される経験が増えた
・反対に、学生の頃は何でもトップに立っていた、働き始めたら下積み期間が長くて自分の意見をなかなか言えない環境に変化をした。
 

このような状況に陥ると、当然ながら学生時代に明確にしたはずの強みに変化が生じてきます。

すると、その度にたくさんの「自己」を持ち合わせるようになり、再び「私=〇〇な人」という自分らしさの定義付けが徐々に曖昧になっていくのです。

こうした「転機」についてはこちらもご参照ください!

 

今の自分が「自分らしくない」と感じた場合にやりがちなことは、大きく2つあります。

隣の芝生は青くなっていないか?
  • 外部情報に影響を受けすぎて自己否定をしてしまう
  • 明確な答えを求めすぎてそこからズレてしまうことを恐れてしまう

 

1つ目のタイプは、自己啓発書やメディアの情報に流されすぎて今の自分を否定してしまうケースです。

このようなもちろんこのような情報を参考にすることは悪いことではありませんが、最悪の場合、「年収〇万円なければ自分には価値がない」「〇〇の仕事をしていない自分はだめだ」と、どんどん落ち込んでしまい、自分の強みがわからなくなる迷路に入り込んでしまいます。

2つ目のタイプは、キャリアカウンセリングを受けて「自分らしさ=〇〇」の定義ができた気分になってしまうこと。

このようなタイプは、「自分らしさが明確になりました!」という安心感を得ることが目的になってしまう場合も多く、再び日常生活に戻った際に何かのきっかけでその定義がぶれてしまい、「また自分らしさが曖昧になってしまった…」とカウンセリングに駆け込みます。

大きな問題はないように見えるのですが、「自分らしさとは何かの答えが欲しい」あまりに、何のために自分らしさを明確にしたいのかが自分の中で曖昧になってしまっている点が問題です。

言うなれば短期間でダイエットに成功して、リバウンドをして、また短期間のダイエットを始める、というループに入り込んでいるようなものです。ダイエットを行う理由が明確になれば、このようなことは繰り返されないでしょう。

 
かくいう私も、そんな状態に陥ったことがあるので気持ちはとってもよくわかります!
 

 

 

4.答えではなく納得感のある「自分らしさ」を築くために

では、一体どのようにすれば自分のキャリアを「自分らしく」歩むことができるのでしょうか。

「自分らしく」という概念を考えるときには、以下の点が大切になってきます。

「今この瞬間に物事を自分で納得して意思決定しているか」
 

ここでのポイントは「納得感」です。

自分のキャリアを考える際に、誰と比較するわけでもなく、人の目を考えたわけでもなく、「自分が」主体となって人生を歩むことができているのかどうかを見直せているかが大切です。

キャリアアカデミーは、明確に「あなたらしさとは〇〇である」という答えを用意する場ではありません。むしろ、カウンセリングの内容にもよりますが、明確な定義付けが行われないことのほうが多いかもしれません。

カウンセリングを受ける前に知っておきたいことはこちらの記事もご参照ください!

 

しかし、言葉を吐き出していくことによって自分の思考が整理されたり、自分が何に違和感を持っていて、自分は将来どんなことをしていきたいのか、という方向性が見えたり、明かになることはたくさんあると思っています。

そして、それこそがみなさんが納得して「自分らしい」キャリアを築くために大切な考え方ではないでしょうか。

キャリアアカデミー社会人校では、このような目線で長期的かつ柔軟に捉えることが出来る「自分らしさ」を考えていくお手伝いができればと思っています。

 

5.社会人校の申込みについて

今回は、「自分らしさ」って何のことか定義できますか?自分らしさが曖昧でも大丈夫! をご紹介しました。

キャリアアカデミー社会人校は、主に20代の若手社会人にキャリアカウンセリングを行っています。

働き始めて少し余裕が出てくると「人生で大切にすることはなんだろう」という疑問を持つ人が少なくありません。そのような人に誰かと一緒に話せる場所を提供したいと思っています。

20代の社会人の方が持ちやすい悩みとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 仕事について漠然とした不安があるが、上司や同僚には相談がしにくい。
  • 転職に興味があるが、自分にどんなスキルが身についているか分からない。
  • 大手企業に勤めており、両親などからは転職を反対されている。
  • 職場の人間関係に不満がある。
  • 転職のために、履歴書の添削や面接の練習を行ってほしい。
  • フリーランスになろうか悩んでいる。
  • 副業をしてみたい。実際に副業をしている人の話を聞いてみたい。

 

 

カウンセリングに興味を持たれた方は、ぜひ下記より詳細をご確認ください。あなたとお話しできることを講師一同、楽しみにお待ちしております。

 
対象:キャリアについて第三者と話し、次の一歩を踏み出したい社会人

 

カウンセリング内容:初回はひとりひとり異なる個人の状況をお伺いいたします。その後、希望に応じて自己分析の深堀りや次の行動目標を立てるサポートをします

費用:8,000円(1回)※すべてオンラインです